外出時もiPhoneを光電話の子機として使う

基本的にiPhoneは電話なのだから、その電話としての機能を拡張させるべく、とりあえず光電話の子機にしてみる。

softphone

softphone

iPhoneのapp.にはAcrobits Softphone
icon – SIP phone for VoIP callsを使用する。

まず光電話ルーターの内線設定でiPhoneを内線子機端末として登録し、設定を保存。続いて、Softphoneのアカウントを設定する

Setting、SIP Accounts、+、続けてGeneric SIP Accountをタップすると、アカウント入力画面になるので、Titleには適当な名前(例えばHomeとか)を入力。以下、内線番号、内線子機に設定したときのパスワード、光電話ルーターのIPアドレスと入力して、Advanced Settingをタップ。Auth User Nameに光電話ルーターへ子機として登録した際のユーザーIDを入力。Send KeepaliveがONであることを確認して、Edit SIP Accountへ戻る。Saveをタップ。Setting画面へ戻って、Preferenceをタップ。3G/EDGEをONに、Remember Audio RouteとKeep iPhone awakeがONであることを確認してDONEをタップ。

Softphone側では、画像のように左上の電話機アイコンにIn&Outの矢印が表示される。このアイコンに×がついていたり、In&Outの矢印がどちらか片方しか表示されていないときは設定が違っているので、改めて設定し直すこと。

iPhoneにはVPNクライアントの機能があるし、ひかり電話のルーターはVPNパススルー(この場合PPTPを使用するのでPPTPパススルー)に対応しているから、VPNサーバーがあれば外出時も光電話の子機として使える。

VPNサーバーは、Mac OS X ServerのVPNサービスを使うか、Windowsに標準装備されているPPTPサーバーを、あるいはVPNサーバー機能付きのルーターを使うのがお手軽。あとは固定IPアドレスではないので、ダイナミックDNSサービスで独自のドメイン名を取得する必要がある。

DynDNS

DynDNS

DDNSサービスはいくつかあるが、無料で利用できるDynDNSを使ってみる。

サイトにアクセスしたら「Sign up FREE」をクリックして、左側にあるDynDNS FreeのSign Upをクリック。続けて、左側ナビメニューのCreate Accountをクリックすると、アカウントの取得画面になる。

上からユーザ名、パスワード、もう一度確認のパスワード、メールアドレス、確認のためメールアドレスをもう一度、Subscribe to:はメルマガが不要であればチェックを外す。Security Imageでは表記されている数字を入力、I agree with….にチェックを入れたらCreate Accountをクリック。

登録したメールアドレスに確認メールが届くので、表記中のURLをクリックして、独自のドメイン名によるダイナミックDNSホストを作成を選択。Hostnameは好きなものを。ドメイン名はリストから自由に選択できる。但し、Hostname+ドメインが既に使用されている場合には、違うドメイン名を選択し直すこと。Service Typeは、Host with IP addressのままで。IP Addressは、すぐ下に表示されているYour current location’s IP address is xxx.xxx.xxx.xxxをクリック。

ここまでのサービスは無料なので、Add To Cartをクリック。追加サービスが有料なので、一応、料金が$0.00となっている事を確認してNext >>。これで、ダイナミックDNSサービスを利用できる。

有料のサービスを使わない場合には、30日に一回以上、DynDNSにログインする必要がある。これを怠ると、アカウントが破棄されてしまうので注意すること。

iPhoneのVPNクライアント設定

iPhoneのVPNクライアント設定

Mac OS X ServerのVPNサービスや、Windowsに標準装備されているPPTPサーバー機能は、それを有効にすればほとんど問題ないし、VPNサーバー機能付きのルーターならメーカーのマニュアルを参考にすればいいはずなので、VPNサーバー(PPTPサーバー)の設定は省略。

iPhoneのVPNクライアントの設定を。

設定、一般、VPNとタップして、VPN構成を追加をタップ。PPTPのタブをタップして、説明には適当な名前を、サーバーにはDynDNSで設定したHostname+ドメインを、アカウントはVPNサーバーに設定したアカウント名を入力。接続時のパスワードも同じVPNサーバーに設定したパスワードを入力することになる。

あとはネットワークルーティング。光電話ルーター+VPNサーバーの組み合わせなら、光電話ルーターの対象ポートへの接続をVPNサーバーのポートへ通過させるための設定が必要になる。TCPプロトコルの1723ポートへのアクセスは全てVPNサーバー(IPアドレス)の宛先ポート1723へ、といったような設定を光電話ルーターにすること。

iPhoneでVPN接続

iPhoneでVPN接続

まあ、ドメインの浸透まで少しは時間がかかるだろうが、これで、iPhoneから3G回線を利用して(あるいはPocket WiFiや公衆無線LANを利用して)VPN接続ができる。

下の画像がiPhone 3GSでVPN(PPTP)接続中のもの。

WiFiはオフになっているから、3Gで接続中なのが解るはず。

また右上の電池残量の左側にVPNのアイコンが表示されている。この状態になれば、外出先から自宅VPNサーバーに接続できているということになる。

つまりは、外出先でも自宅LAN内にいるのと同じ状況を作り出せているということだ。もちろん、3G回線だから速度的にはずっと遅いけど、それでもVPN接続できることのメリットは大きい。

さて本題。

外出時もiPhoneを光電話の子機として使う。

3GでVPN接続中のSoftphone

3GでVPN接続中のSoftphone

最初の画像と比べて、WiFiのアイコンがないことと、VPNのアイコンが表示されていることで、外出先からでもiPhoneを光電話の子機として使えることが解ると思う。

このときのSoftphoneには、特別な設定はいらない。外出先でも自宅LAN内にいるのと同じ状況なので、最初に設定したSIP Account(例えばHomeとしたもの)で普通に光電話の子機として使える。

要約:光電話の子機としてiPhoneを使うことのメリットは、通話料金を安くすることにつきるわけだが、iPhoneに登録された連絡先をContacts list(平たく言えば電話帳)として使えるので便利だ。

追記:単に自宅のMacやPCをiPhoneから遠隔操作をしたいというなら、Mocha VNC Liteがお手軽。有償バージョンもある。MacintoshのLeopard(10.5.x)、Snow Leopard(10.6.x)ならVNCサーバーを標準装備なので簡単に設定できる。

Brekeke Software, Inc.のOnDO SIP Serverを使って、iPhoneをIP電話の子機にというのは敷居が高すぎるかな?

注意:Skynet Factoryが掲載する記事及びその管理者は、iPhone等の機器におけるJailbreak等を推奨するものではありません。また掲載された記事内容の全てを保証するものでもありません。記事内容と同等のことを実行されるのであれば全てご自身の責任の元で行うようにしてください。

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